加藤さんと作家業

 

オルタネート

オルタネート

 

 一昨日かな、加藤さんのオルタネートが「吉川英治文学新人賞」を獲ったとのことです。

加藤さんがいままでずっと一つの目標としていた賞の獲得ができたことは10年超加藤さんを見続けてきた私からするととっても嬉しいし少し遠くに行ってしまったような気もするし、でも総じてとっても嬉しいです(笑)

 

彼が本を書くにはジャニーズウェブで「吾輩はシゲである」という不定期の(確か)連載をやっていて、当時は今以上にジャニーズとの関わりがジャニーズウェブ一辺倒だったので笑 よく覚えてないけど読んでました。

加藤さんは私の2つ上だけど、私の平々凡々した人生の何倍も色々経験してきたので、「よくわからないけど面白い」みたいな文章だったことはなんとなく…いや覚えてないかも…(どっち)

でも他のドル誌でも連載があって、彼は当時はまだ6人だったと思うけど、その中でもがいてきたのをひっそりと見てきました。

 

2人抜けて、4人のNEWSになって、ピンクとグレーを出しました。(貼り付けているのは文庫本版) 

ピンクとグレー (角川文庫)

ピンクとグレー (角川文庫)

 

 

当時大学4年生だった私はバイトで出版イベントに行くことができなかったけどひっそりと本を買い、読んでみました。

けれど、正直ピンクとグレーは思っていたほどじゃなかったというのが率直な感想でした。だから実は読み終えるまでに結構な時間がかかってしまいました。当時は「加藤くんだから(ご祝儀として)買って読んでいた」んだろうなと思います。

最初は1冊だけ出すのかな?と思っていたけれど、渋谷3部作を出して、ああこれで書かなくなるのかな忙しいから…と思ってたら傘蟻…みたいな、ファンである私自身が疑っていた「本当に本書けるの?」という疑問を行動で表してきました。

 

私自身は一番チュベローズが好きです。 

チュベローズで待ってる AGE22

チュベローズで待ってる AGE22

  • 作者:加藤 シゲアキ
  • 発売日: 2017/12/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

チュベローズで待ってる AGE32

チュベローズで待ってる AGE32

  • 作者:加藤 シゲアキ
  • 発売日: 2017/12/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

理由はよくわかんないけど、ホストという加藤さんから近いのか遠いのかよくわかんない世界と、近未来的な舞台(無人で運転してくれるタクシーいいな…)、でも出ている人間の生身の部分が好きです。それで最後はめっちゃ泣きました(笑)

この本から明らかに、ラストスパートでは寝食忘れて読んじゃうようになりました。シンプルに面白い!って感じたのは実はこれが最初かもしれない。

ちなみにこのあと少し出版がなかったのはNEWSの15周年とかがあったからかな。

 

 

できることならスティードで

できることならスティードで

 

 

できることならスティードで、はお祖父ちゃんとのお話が好きでした。同時期に私も祖父を亡くしたのと、なんか性格も似てて、重ねてしまうところもあるのかもしれません。そしてジャニーさんの話も彼なりの弔いだなと思いました。彼なりだけど彼にしかできない送り方だなと。

釣りの話になると無限に書けそうで早口っぽい文章になるところもシゲらしい(笑)

 

 

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たくさん本を書いて出していく加藤さんを見るたびにこれは本気だな!?って思ったし私は文章の構成とかはよくわかってないのでどこがどうとか言えずフィーリングですまんって感じだけど出す毎に面白くなっているのを実感した、

今回のオルタネートに関しては色々な方が感想書いてるのを新聞とかで読むけどアイドルが本を書いてるんじゃなくて作家がアイドルやってるっておっしゃってくれるのはすごい嬉しい(けどアイドルだよとも言いたい笑)。

あと本っていつでも手元に置いておけて、電源がなくても読めるものじゃないですか。例えば今停電が起きてパソコンが落ちたり、スマホは充電無くなったら何もできないけど、本は日が出てれば読めて現実逃避しようと思えばできる、身近にあるエンターテイメントだと思っていて、そういう部分で認められたっていうのはとってもすごいことだなって思います。

 

NEWS4人になってからずっと本を書いてきて、なんか今人数減ってるけど(笑)、一つの通過点として賞を獲れて本当によかったな〜〜〜〜〜〜〜そして授賞式でもう甘えられないとか言ってたの彼らしすぎるね。あとパーカーも彼らしすぎるね。スーツじゃないのなんでとか言ってるオタクいたけどスーツじゃなくていいんだよ!

始めることはかんたんだけど続けることは難しいって本当にそう。

自担から学んだことは諦めずに続けることが如何に大事かに尽きるな。

だから、本当に心からのおめでとうございます!たぶんこれで満足するような人じゃないから今後も楽しませてくれることを待ってます。